2023年6月3日・4日及び10日・11日に武蔵野美術大学通信教育課程「コミュニケーション研究Ⅱ」/「社会形成デザインⅢB」の授業が行われました。

今回の授業では、24名の学生が全体統括、広報、イベント企画、制作、動画編集に分かれてグループを作り、各々の経験を活かしてオンライントークイベントの企画・運営を行いました。地域の資源を活用し、地域社会でアートとデザインの活躍の場を生み出している事例にスポットを当てるという趣旨のもと、『トントントン!ひらけ!やりたい私!~はじまりから聞く「つくる」ということ~』と題して埼玉県草加市で活躍している武蔵野美術大学の卒業生をゲストに迎えてお話を伺いました。

埼玉県草加市の「シェアアトリエつなぐば」で活躍するゲスト3名と武蔵野美術大学吉祥寺校をzoomで繋ぎ、オンラインで6月11日の10時から約90分のYouTubeライブ配信を行いました。イベントにはおよそ70名の視聴者を迎え、大盛況のうちに終了しました。

ゲスト紹介

松村美乃里さん

1979年静岡市生まれ。武蔵野美術大学工芸工業デザイン科を卒業後、株式会社博展で空間デザイナーとして働く。結婚により退社しフリーランスで活動し、2018年に子連れで働ける「シェアアトリエつなぐば」をオープン。

インタビュー記事はこちら

小嶋直さん

一級建築士。建築事務所勤務後に独立し、2012年に建築事務所「コーデザインスタジオ」を設立。2018年に松村さんと共に「シェアアトリエつなぐば」、2022年に「さいかちどブンコ」をオープン。

インタビュー記事はこちら

小林義崇さん

1981年、福岡県北九州市で生まれる。大学卒業後、2004年に東京国税局に入局。2017年、フリーランスライターとして独立。2018年Y-MARK 合同会社を設立。

インタビュー記事はこちら

質問(一部抜粋)

当日のオンライントークイベントは3部構成で行われ、こちらからの質問に加え、当日にご視聴していただいた方々からの質問にお答えして頂きました。3名の活動に至る背景から、実体験を踏まえたお話を伺うことが出来ました。

Q.「シェアアトリエつなぐば」を始めたきっかけ
Q.「シェアアトリエつなぐば」にはどんなスペースがあるのか
Q. 3人が思う「シェアアトリエつなぐば」の魅力
Q. 3人が「シェアアトリエつなぐば」で気に入っている場所
Q. 実現したい夢・目標
Q. 物件との出会い
Q.「シェアアトリエつなぐば」のような場所を作りたい人に向けて

終わりに

今回のイベントでは、武蔵野美術大学の卒業生が埼玉県草加市でコミュニティ作りに携わっている様子をお伝えしてきました。様々な苦労もあるなかで、「シェアアトリエつなぐば」の皆さんが等身大の自分でご活躍されている姿が印象的でした。

自分の環境に物足りなさを感じた時、皆さんならどう行動するでしょうか?

「シェアアトリエつなぐば」の皆さんのように、自分で居心地のよい場所を作りだす決意を持って、一歩踏み出すという選択もあります。これから、自分の選択を大切にしながら新しい人生の扉を開いていきましょう!